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スカルドット・TOP イベント・レポート 零士FUTURE2018・第二部トークショウ
松本零士FUTURE2015
 

2018年12月16日・渋谷 東京カルチャーカルチャーにて、松本零士先生のサイン会&トークショウが開催!

第一部 松本零士先生サイン会のレポートは→こちら
零士FUTURE2015

通算12回目となるサブカル裏トーク・その一部分をレポートにて抜粋!

早瀬マサト 藩恵子 藩恵子 豊田有恒 出渕裕 明貴美加
左から早瀬マサト先生、工藤稜先生、藩恵子さん、豊田有恒先生、 シークレットゲストの出渕裕先生と 明貴美加先生
※参加予定だった岡秀樹先生はスケジュールの都合で今回欠席
久保亜沙香

- 80年の人生を歩んできた松本零士先生、現状の正直な感想は -

「誕生日がいやなんですよ。歳をとりますとね。でも、何も感じてないんですよ。もう子供の時から暴れん坊で、5歳の時から漫画を描いていて、その頃からアニメーションに憧れて… まだ頑張っています。
そして世界中をほっつき歩いて、あと南極、北極… 月にだけ行ってないんですよ(笑)本当は今頃火星を見る予定だったんです」
-宇宙開発で現実味を帯びてきた中-

「願わくば火星か月の土に触って終わりたい。帰れなくもいいから打ち上げてくれって言っている(笑)」

「それから私デザインするのも好きで、ヤマトも999もそうですし、この服も実は私がデザインした服なんですね。ですからこれからのオリンピックでも色々(デザイン)やらなきゃならないんです。楽しみです。
これ(上着)鞄がズレないように(左肩)彫っていたりですね…」


松本先生の上着の肩を確認する藩恵子さんに(写真:左)

「こっち(右肩)はないです(笑) こっち(左肩)に鞄かけます」


- ゲストの先生方に質問:「松本零士先生のファーストイメージ」は? -



豊田有恒先生:
「私は、松本さんと石ノ森さんと、歳が近いのもですから、よく比較されたりしている(笑)
当時TV放送でも刑事ドラマなどたくさんあり、プロの脚本家に(アニメ漫画の)シナリオなんか頼みにいくと、激怒して「漫画の仕事なんかできるか!キャリアに傷がつく」と断られていた。常に誰も引き受けてくれないものですから、私のところにお話しが廻ってきまして
『平井和正が連れてきたという大学生』… シナリオを書くというよりも傍についてました。
【大きく絵が映っていく】と書くと、「そういう時は【ズーム】と書け」と言うんですね(笑)
今だったら当たり前のことだけど、当日は特別な用語だった。
そんな訳で、誰もやらないことをやったおかげで、なんとか小説が売れるまで食べられることができましたので、私にとっては本当の大恩人でした。TVアニメ界の脚本家第一号。そのおかげで、しばらくたって『宇宙戦艦ヤマト』のSF設定を引き受ける訳です」

出渕裕先生:
「松本先生と豊田先生のことを知ったのは中学生くらい。小学校の時から活躍されてましたが、豊田さんのは小学校の図書室で並んでる本で見たのが最初だったと思うんですけど、松本先生のは当時はエロくて小学生には手が出せなかった(笑) 中学位になって知りましてヤマトとか落書きしたのがきっかけなんですけど、やっぱり短編が好きでしたね。戦場ものとか…それを追っかけるあまりハヤカワのSF文庫とか松本先生や石ノ森先生のお描きになられたのをジャケ買いして。シリーズものを読んで良かったと、いつか松本さんのキャラでやりたいなと。その後でハーロックを連載されてて、でもやっぱりプレイコミックだったので高校生の時は本屋にいって別の本を重ねて買うという技を使って(笑)
ただ、僕のちょっと下の世代は松本先生の影響を受けていて、デザインとか、あの時期のスターウォーズ前の日本のSF的シーン、ビジュアルをひっぱってくれた恩人だって思っています。アマチュアの頃は、漫画とか『作品を読んでいることで接している』という感じでしたので… プロになってからは松本先生と中々ご一緒する機会がないですね(笑)」
明貴美加先生:
「先程、出渕さんも仰られていたんですけども、僕が子供の頃っていうのは、松本先生の作品が連載されていたのは、やっぱり大人向けのアクションやプレイコミックだったりするので…
どうやって見たてかというと、父親が勤めていた会社がありまして、そういうところに行くと置いてあるんですよ(笑) 他にも友達の家に遊びにいくとお父さんが買ってその辺にプレイコミックが置いてあるんですね。あ〜やっぱエッチだなぁって(笑)
ずっと見ていて、そんなこんなやっている間に、僕らの世代に避けられないヤマトがやってきて…
あ、この絵でアニメやるんだ!凄いなー!とインパクトを受けました」

- プレイコミックで『キャプテンハーロック』を連載していましたが
青年誌でやっていくことへの取り組み方、どう思いながらモチベーションを保っていたのでしょうか? -

松本零士先生:
「上京して、本郷三丁目で下宿して漫画を描き始めた時… 少年漫画はそれまでの作家が抑えていて、新人のデビューができなかった。
だから少女漫画から始めたんです。「少女」「少女クラブ」など色々なのをたくさん描いて…
ところが女性作家がいっぱい台頭してきて、男が全部首になりましてね。
手塚さんまで「リボンの騎士」を歯を食いしばったけど…女性の感性は男にはわかりませんから、みんな追っ払われたんです。
私はその時「セクサロイド」を描き始めたのは、要するに青年マンガが出たからなんです。
ですからエロっぽいといわれるのは青年漫画ですから、大人向けの漫画を描き始めた。ヌードなど描いて。
しかし、女性の絵は憧れがあった。デビュー作の女王の絵が下手だってみんなから言われたものですからね。 頑張って女性を描いたわけです。だから少女漫画もなんとかなったんですが、残念ながら追っ払われまして、で「セクサロイド」から描いて
そこから始まったばかりに、エロマンガだとみんなから言われて(笑) しょうがないんですよ。
それから今度は、少年雑誌の週刊誌が出るようになってから、少年の雑誌に復活できて色々なことをやたわけですね。
そういうことをやりながら今に至った。自由業ですから」

藩恵子さん:
「私が松本先生に本当に初めてお会いしたのは「宇宙戦艦ヤマト」なんですけど、テレビの…モノクロで一番最初のアニメが「鉄腕アトム」でしょうか。第一話を小っちゃなブラウン管だったんですけど、みんなでかじりついて観ていて。それを松本先生が(自前の映写機で手塚先生のサポートを)やっていらしていたとは全然知らなかった。 いま、今日驚いたって感じです!
それから25・6の時、映画「宇宙戦艦ヤマト・ヤマトよ永遠に」ですね。私にとって生まれて初めてのアニメーション映画作品。
早稲田の録音スタジオに富山敬さんと一緒に入りまして、後ろに松本先生と西崎さんが並んでいらして、それで松本先生はお顔が有名なのでわかったんです(笑) サーシャはオーディションしたような気がします」

松本零士先生:
「まず、声だけを聞いて選ばないといけないんですよ。『誰がどの声に合うか?』というね。
だから『誰がどの役』じゃないんですよ。それで、「あーこの人はこれがいい!」って勝手なことを言ってそれで決まっていくんですね。
デザインを設定した段階で「イメージ」と「雰囲気」がありますから。
それで藩さんの声はこれ(サーシャ)が合う!ってそれでお願いしたんです」

安斉司会:
「急激に歳をとる役でしたよね? 赤ちゃんから、それで一年くらい経つとおじさまとか言って(笑)」

 

工藤稜先生:
「松本先生のお名前を意識して作品をしっかりと吟味したのは、戦場マンガシリーズのおそらく「グリーンスナイパー」だったかと思います。8歳か9歳で、「イナズマン」、「キカイダー」目当てで少年サンデーを頼んで買ってもらっていた頃です」

早瀬マサト先生:
「ありがとうございます」(笑)

工藤稜先生:
「すると、月に一度だけ「戦場マンガ」が読み切りで載っていたんですよ。
それがまた印象深く、読んで子供心ながら切なくなり、それでもどこか格好良く勇ましく。
あと登場してくる人たちみんな歯並び悪いなぁって思いながら読んでいました」(笑)


早瀬マサト先生の「研究発表」コーナー

零士FUTURE

松本零士先生と親しい間柄である石ノ森章太郎先生。
今回は、松本先生のSFの世界観に影響を受けたという石ノ森先生の「共通点」を探り、過去の作品を遡りながら時代検証プレイバック。

●「スーパー999」と「サイボーグ009」が同じ年に発表されていること、そして松本先生から継いだハヤカワ文庫表紙絵、「砂の惑星」ではタイトルの意味合いから宇宙の星をぼやけて見えるようにホワイトのスクリーントーンで貼って、漫画家ならではの表現に注目。
現在のハヤカワ文庫では、隣に座っている工藤稜先生が「ローダンシリーズ」の表紙絵を担当されている。

●「宇宙戦艦ヤマト」のヒットによってその後石ノ森先生は「宇宙巨艦フリーダム」を発表。
画像がスクリーンに出ると「えっ、知らない!」と驚く安斉司会。今となっては知る人ぞ知るレアな作品のようです。

また、サイボーグ009が宇宙に行ってしまう「超銀河伝説」は、(宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999のヒットの流れで)と宇宙戦艦ヤマトっぽくしないように宇宙船を意識してデザイン。(スターウォーズのスタッフ・ジェフシーガル氏が書かれたプロットは)非常に壮大なストーリーだったので作品一本では伝えきれず、本来悲哀を背負った009たちには難しかったことも触れる。
「石ノ森先生はどれくらい超銀河伝説」に関わっていたのか?」「原案チェックというかシナリオチェックは…?」質問する出渕裕先生。
早瀬マサト先生:
「手塚先生のようにあんまりガッツリやるタイプではないわけですね。プロットは自体はジェフ氏が書かれているので、キャラクターデザインとかですね」

松本零士先生:
「それぞれが頑張るっていうのは嬉しいことなんです。人がやっかむんじゃなくてね。誰かがその世界で頑張ってくれたら、その世界が長持ちするんです。そうしたら自分にも仕事が回ってくる。だからみんなが頑張ってくれるのが嬉しいんです」

- 青年誌「週刊漫画ゴラク」「プレイコミック」の表紙絵について -
●先のゲスト先生達のトークでも話題になった
松本先生が描かれた青年誌の表紙絵がスクリーンに映し出される。

早瀬マサト先生:
「漫画を描きながら、表紙絵もやっているじゃないですか!売れ行きを左右する話ですよね。これは連載をしていたら通常なかなかできることはないですけれど当時のスケジュールはどうなっていたんです?」

松本零士先生:
「私は締切を守らんことで有名ですが(笑) 週刊の表紙ですからギリギリ毎日毎日が徹夜徹夜徹夜。三日三晩じゃないですね、四日。
とにかく全部描かなきゃいけない。でも面白かったですね。二十代・三十代の頃から描いていて、若かったですし」

●その後石ノ森先生も「プレイコミック」にてセクシーな女性の表紙絵担当。同週刊誌ではキャプテンハーロックの連載が(画像:右)

早瀬マサト先生:
「(子供の頃だと)買いづらいですねー」(笑)

スクリーンで映し出されると、面白いほど松本先生と石ノ森先生の共通点がよくわかる、早瀬先生の研究発表コーナーでした。

 

零士FUTURE
各先生方の近況と今後の活動についてトークが終わった後は、お楽しみの抽選プレゼント
イベントポスターや協賛企業各社による豪華グッズに直筆サインをして、くじ引きで当選された会場のお客様に手渡されました。
零士FUTURE

松本零士先生:
「また次も皆様にお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました!」

 

零士FUTURE

これにて第二部トークショウ、『零士FUTURE2018』イベントも全て終了!

会場の皆様方、今年も長い時間お付き合いいただきありがとうございました!!


零士FUTURE2018企画・プロデュース:零グッズユニバース 
イベントレポート:スカルドット do96.jp

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