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スカルドット・TOP イベント・レポート 零士FUTURE2017 New Year SHIBUYA・第二部トークショウ
松本零士FUTURE2017
 

2017年1月21日・東京カルチャーカルチャー(渋谷ココチ)にて、松本零士先生のサイン会&トークショウが開催!

第一部 松本零士先生サイン会のレポートは→こちら
 『大人のオタクによる、零士激動の作家生活60年!サブカル裏トーク9』
林野健志 早瀬マサト 島崎譲 藩恵子
林野健志 早瀬マサト 島崎譲 藩恵子 豊田有恒 工藤稜 関智一
シリーズ最多・7名の豪華ゲスト陣で送ります!

開始前に(安斉司会)「ちょっとしたセレモニーを始めたいと思います。」   一瞬、会場内が真っ暗に
 「松本先生お誕生日おめでとうございます!」 バースデーソングが流れる中、現れたのは…
バースデーケーキを持つCupitron浜田彩加さんと、後ろに続く山川二千翔さん、宮川里奈さん

Cupitron3人娘からのお祝いに松本零士先生も大感激

あと4日で松本先生は79歳。
有志のファンからは花束も送られ、会場内は温かい拍手で包まれました。
開始から30分程で関智一さんが都合により退席。 「お名残惜しいんですけど」と席を立とうとする関さんに

早瀬マサト先生:
「私ね、関さんに無茶ぶりがしたくて(笑)
石ノ森章太郎原作の平成仮面ライダーシリーズで、関さんがショッカー首領の声(納谷悟朗さんのモノマネ)をやられていて、
それがお上手でご覧になった方は「これ、納谷悟朗さんの声じゃないの?」と思われているんです。
納谷悟朗さんの声が出せるんであれば、沖田艦長の声も出せないかな?」

とのリクエストに、 オオ!と湧き上がる会場。

早瀬マサト先生:
「当時の宇宙戦艦ヤマトを思い出して言ってもらえないかな?」

関智一さん:
「はい! でも… 大丈夫ですか? みんな、超年期のファンの人たちが…」

大爆笑の会場

「いや、あの、沖田艦長のモノマネはあんまりちゃんとやったことがないんで」

と緊張する関さん。

「それがいい!無茶ぶりですから(笑)」と畳みかける早瀬先生。
「あ、本当ですか(苦笑) じゃ、やってみますよハイ!」と応える関さん。

「波動ー砲ー 発射用意ぃ! 耐閃光防御! 波動砲ー発射ァ!!」 

大拍手とともに会場が大盛り上がり。

関智一さん:
「このままいきますとウルトラマンA(エース)の声や銭形警部の声もできます(笑)」

さらに早瀬マサト先生から松本零士先生に質問

早瀬マサト先生:
「先生の漫画の中では大発明があって。ナレーションを巻紙の中に文章で書いていく。文字ではなくて絵にしているんですよね。
長文になっていても読もうとする気になるんですよ。それがすごい感心していて。あの発想はどんな発明なんですか?」

松本零士先生:
台詞の形も絵なんですね。ただ四角の形に文章を入れても迫力がないんで、訴える手紙のようなもの。巻紙なんですけど手紙なんです。昔の手紙は懐から渡すんですね。秘密も全て込めて、自分の心を描く単位として読者に訴えたいんです

島崎譲先生からは、チャンピオンREDで連載中のリブート作品「ガンフロンティア〜ハーロック&トチロー青春の旅〜」の話。
巻紙のナレーションも活用している島崎先生。

島崎譲先生:
「原作のガンフロンティアはまだ巻紙じゃないんですね。(松本)先生の場合は、とても哀愁のある哲学的な詩のような言葉が毎回語られていて、私はとても真似できないので「まとめ」的なモノに使ってます。申し訳ありません先生(苦笑)」

(島崎版ガンフロンティアをみて)毎回毎回上手くなっているね。と感心していた松本零士先生は

松本零士先生:

「女性が描くガンフロンティア。極めて珍しいことなんですね。ですから楽しみにしています」

と島崎譲先生にエールを送りました。

■舞台版「キャプテンハーロック〜次元航海〜」でハーロックのイメージ・役作りで研究したこと

林野健志さん:
「僕が初めて作品を知ったのは、2013年にやったCG版キャプテンハーロックで、それを観ていてこんな役をやれたら面白いなと思っていたところからの話だったんで「まさか」と思いまして、原作全5巻を見たんです。
その時のイメージが、宇宙のイメージがすごく強くて、 あの単行本に真っ暗な宇宙を点々と描いていてそこにアルカディアが映っているというイメージと、常に哲学というかハーロックの言う言葉が、自分も動かされるような、そういう時があったと強く動かされる。
すごく原作が響いたこと。
そして僕がまだ生まれる前の作品だったので自分の父親世代が見ていたものを、40,50,60ぐらいの男性を、僕らの先輩方と男の美学を勝負するんだと、その時に見ていた男性像、男としてどう格好いいのか?とか、そういうことをずっと本を見ながら探りました」

関智一さん退席後、舞台版「キャプテンハーロック〜次元航海〜」の脚本・演出を手掛けた原田光規さんがトークショウに参戦。

原田光規さん:
「脚本を書く段階で自分が演出することを度外視して、まず書こうと思ったんすね。頭の中でスペクタルが起こるんですよ。
脚本を書き終わった後に、演出家の原田光規が出てきて「大変だ!これどうやってやるんだよと(笑)」

舞台ができ上がるまでの関係者とのエピソードから、2・5次元にあらず「人間味をとっても大事にしたい」と語りました。

松本零士先生:
「観てほっとしましたよ。あーなるほど、こういう演出の仕方もあるんだと。違和感ないんですね。それも感謝しているわけです」

 

■豊田有恒先生からはTV版「宇宙戦艦ヤマト」の製作・放映当時の苦労話

放映日では、実写で原作に関わった「猿の軍団」を始めた時、アニメの「宇宙戦艦ヤマト」と全く同じ日、同じ時間帯にぶつかったこと、
片っぽ実写・片っぽアニメと
さらに強力な裏番組「アルプスの少女ハイジ」がぶつかって、(猿の軍団・宇宙戦艦ヤマト)両方共こけました(笑)と。

松本零士先生:
「ヤマトは打ち切りになりましたが、でもこれが逆にいうと非常に幸いして、別のものに関われる手段になりました」
「一緒に仕事してた頃は楽しかったですね(笑)」

藩恵子さん:
「TV版ヤマトが打ち切りだということは知らなくて、その時は全く関らわせていただいてはいないんですけど
初めての日本アニメ映画(真田 澪:役)で、周りはベテランばかりで、松本先生はドキドキされたのではないでしょうか?(笑)」

松本零士先生:
「みんな頑張ってくれよーと応援する気持ちで、
当然それだけの能力がる人たちが集まっているわけですから、何の疑念もなく安心していました」

宇宙戦艦ヤマトから不思議な縁(えにし)が延々と続いているという松本先生のお話から

豊田有恒先生:
「あんまりクリエイティブな仕事をしていますと、わきあいあいとやっていてはダメで(仕事に関わった人間関係については)
殴り合ってでもぶつかってきたことで、サバサバした関係が築けて、次の仕事でもうまく繋がった」

「今4分の3程書けているんですけど【宇宙戦艦ヤマトの真実】という本を書きます

豊田先生からのビッグ発言に会場が大きく盛り上がりしました。

イラストレーター・工藤稜さん(シークレットゲスト)
「ペリー・ローダンシリーズの文庫本の表紙絵を黙々とずっと描き続けています」 近況報告に
「日本で初めてペリー・ローダンシリーズを紹介したのは私です」 と豊田有恒さん
背筋をピンと伸ばし、深々と一礼をする工藤さん
 

松本零士先生
「私が描いてる物語は全部の一つの物語なんです。
これを全部繋げたら死にそうなんで描くのを避けていたんですが
そろそろおっぱじめようかと思っているところなんです。

しかしこれ描き終わったらあの世逝きとなるんで、急ぎたくはないんですが
もうすぐ80歳、まだまだ80歳、そういうことなんで頑張りたいと思います」

零士FUTURE

各先生のサインが入ったポスターや本、プラモデルなど豪華な賞品がその場で当たる恒例のグッズ・プレゼント抽選会。
スカルドットでは、MANGA缶バッジ・セットを10名様に提供いたしました。


これにて、零士FUTUREサイン会、トークショウは終了

カルカル名物のビフテキと別腹に、バースデーケーキも美味しくペロリ!
食欲旺盛な松本零士先生!

来年は松本零士先生 生誕80周年となる大イベント

また皆様にお会いできますことを楽しみにしています!

(スカルドット・スタッフ一同)


零士FUTURE2017企画・プロデュース:零グッズユニバース 
バースデーケーキ:(有)雪和商事
イベントレポート:スカルドット do96.jp

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